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外傷(切り傷・擦り傷など)の治療

現在の「外傷」に対する治療

日本においてはつい最近まで、傷の治療といえば①消毒して、②ガーゼで覆って、③治るまで決して濡らさず乾かす という方法が行われており、医療者も含めてこれが一般常識とされていました。

しかしながら現在は

  • ① 消毒はせずに水で洗います。消毒薬は傷の治りを悪くするだけです。
      ばい菌が心配だとしても、水で流せば十分。傷の化膿は別の理由から起こります。
  • ② ガーゼ以外のもので傷を覆います。ガーゼもまた傷の治りを悪くします。傷は乾かすと治りません。
      ガーゼや家庭用の絆創膏の多くは、使用した場合傷が乾いてしまいます。これらを剥がすときにカサブタも一緒に剥げて痛い思いをしたことはありませんか?
  • ③ 傷は水で洗浄することが一番です。水道の水でOKです(ただし日本国内であれば)。
      傷の化膿を予防したり、早く治すためにも効果的です。

つまりこれまで常識と思われていたことが、傷の治癒の観点から非常識となっているのです。

しかし最終的には「傷を治すのは本人の治癒能力」であり、われわれ医師はこれを引き出し、邪魔しないようにお手伝いしているにすぎません。